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日記、思ったこと、備忘録

断捨離と祖母

服を売りたい。売ったお金で新しい服を買いたい。

 

今日は猛烈に寒かった。東京での積雪は観測史上初めてで、初雪は54年ぶりだったそうだ。冬に備えてコートやらブーツやらが欲しくてしょうがない。物欲が抑えられない。今持ってる服の数はそれなりにあるのだけれど、その大半が子供っぽすぎたり、毛玉だらけでみっともなかったりするので着ようという気持ちがおきない。加えて今お金もない。着ないものは換金して、新しい一着を身に纏い心を躍らせたいのである。

 

これまで何度か売りに行こうとしたのだが、あと一歩が踏み出せないでいる。今年の春の終わりに亡くなった祖母が買ってくれた服や、母がお金を出してくれたものを売ってよいのか。いつも悩む。普段は邪知暴虐で横柄なわたしの、優しさなのか憐れみなのかよく分からない気持ちがもくもくわいてくる。

自分の所有物なのだから、どうしようとわたしの勝手なのだけれど。人からもらったものって手放す時にその人との思い出というか、共有してきた時間のようなもの(品物を選んでくれた時間=私にかけてくれた時間だとして)まで無くなってしまう気がして無性に寂しくなる。

 

部屋の中、クローゼットにしまえない服が山積してる。衣紋掛と箪笥にいる厄介な衣類が、4年間も窮屈そうに収まり続けている。

祖母が亡くなってから半年以上経つというのに、未だに私は立ち直れていない。